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周東佑京のWBC伝説|代走の切り札が魅せた侍ジャパン優勝への俊足

目次

周東佑京選手のWBC活躍|メキシコ戦サヨナラの立役者

2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンは見事な優勝を果たしました。その優勝に大きく貢献したのが、福岡ソフトバンクホークスの周東佑京選手です。特に準決勝のメキシコ戦では、代走として出場し、サヨナラ勝ちの立役者となりました。

周東選手は1996年2月10日生まれの群馬県出身。東農大二高から東農大北海道オホーツクを経て、2018年にソフトバンクに育成ドラフト2位で入団しました。その後、2019年にプロ契約を勝ち取り、2年連続3度の盗塁王を獲得するなど、その俊足を武器に活躍しています。

WBCでは代走のスペシャリストとして選出され、世界の舞台でその価値を証明しました。一塁到達タイム3秒8という驚異的なスピードの持ち主で、NPBにおける育成選手出身者初の盗塁王という記録も持っています。

WBC準決勝メキシコ戦|周東佑京の伝説的サヨナラ生還

2023年3月20日(日本時間21日)、WBC準決勝の日本対メキシコ戦。4-5で1点を追う9回裏、無死一、二塁の場面で周東選手が一塁へ代走として起用されました。そして村上宗隆選手がフェンス直撃の中2塁打を放つと、周東選手は一塁から猛スピードで駆け抜け、サヨナラのホームインを決めました。この走塁は「爆足」「神走塁」と称され、世界中の野球ファンを驚かせました。

周東選手自身は後のインタビューで「打った瞬間、はい。勝ったなと思いました」と語っています。また、「帰ったらサヨナラと思いながら。あとは自分があの状況でやっちゃいけないことを頭で整理しながらいっていました」とも述べており、冷静な判断力も持ち合わせていることがわかります。

周東佑京の俊足|一塁到達タイム3秒8の驚異

周東選手の最大の武器は言うまでもなくその俊足です。一塁到達タイムは3秒8という驚異的な数字を記録しており、これはプロ野球界でもトップクラスの速さです。

この俊足を武器に、周東選手はNPBでは2年連続3度の盗塁王を獲得しています。また、13試合連続盗塁という世界記録も保持しており、その走力は国内だけでなく世界的にも認められています。

周東選手の俊足について、本人は「遺伝だと思います」と語っています。父親も俊足だったそうで、その才能は受け継がれたものだと言えるでしょう。また、「鬼ごっこで捕まった記憶がない」とも語っており、幼少期から並外れた走力の持ち主だったことがうかがえます。

育成出身から侍ジャパンへ|周東佑京の成長ストーリー

周東選手は2018年にソフトバンクに育成ドラフト2位で入団しました。育成選手からのスタートでしたが、その俊足を武器に頭角を現し、2019年にはプロ契約を勝ち取りました。

育成選手出身ながら、NPBでは初の盗塁王を獲得するという快挙を成し遂げました。また、13試合連続盗塁という世界記録も保持しており、その走力は国内だけでなく世界的にも認められています。

そして2023年、栗山英樹監督率いる侍ジャパンの一員としてWBCに選出されました。代走のスペシャリストとしての起用が期待されていましたが、その期待に応える活躍を見せ、日本の優勝に大きく貢献しました。

周東佑京のWBC活躍データ|数字で見る俊足の価値

周東選手のWBCでの活躍を数字で見てみましょう。以下の表は、周東選手のWBC2023での成績です。

出場試合数 打率 打数 安打 盗塁 代走出場
7 .267 15 4 2 5

数字だけを見ると地味かもしれませんが、周東選手の真価は代走としての起用場面で発揮されました。特に準決勝メキシコ戦でのサヨナラ生還は、日本の決勝進出を決定づける重要な場面でした。

周東佑京と大谷翔平|WBCで見せた互いの尊敬

WBC準決勝のメキシコ戦、サヨナラのホームインを決めた周東選手は、前を走る大谷翔平選手に追いつきそうなほどのスピードを披露しました。この走塁は「大谷かと思ったら周東」と言われるほど驚異的なものでした。

周東選手は後のインタビューで、大谷選手について「アメリカ代表全員からサイン欲しかった(笑)」と語り、憧れの選手であることを明かしています。また、大谷選手も周東選手の俊足を高く評価しており、互いに尊敬し合う関係であることがうかがえます。

周東佑京のWBC後の活躍|侍ジャパンでの経験を糧に

WBCでの活躍後、周東選手はソフトバンクでの活躍も続けています。2023年シーズンは盗塁王を獲得し、その俊足を武器にチームの勝利に貢献しました。

周東選手は「WBCは本当に僕の今後の野球人生に財産として残るような大会でした」と語っており、世界の舞台での経験が自信につながっていることがうかがえます。

育成選手からWBC代表、そして世界の舞台で活躍するまでの成長ストーリーは、多くの野球ファンに勇気と感動を与えています。周東選手の今後の活躍にも注目が集まります。

まとめ|周東佑京選手のWBC伝説と今後の展望

周東佑京選手のWBCでの活躍、特に準決勝メキシコ戦でのサヨナラ生還は、日本の野球ファンに大きな感動を与えました。育成選手からWBC代表へと成長し、世界の舞台で自身の価値を証明した周東選手の姿は、多くの人に勇気と希望を与えています。

一塁到達タイム3秒8という驚異的なスピードを持つ周東選手は、今後もその俊足を武器に活躍することが期待されています。WBCでの経験を糧に、さらなる成長を遂げることでしょう。

周東選手の活躍は、「スペシャリスト」の価値を再認識させるものでもありました。全てにおいて万能である必要はなく、自分の強みを極めることの重要性を教えてくれています。

今後も周東佑京選手の活躍に注目していきましょう。

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