女優として確固たる地位を築き、多くのファンを魅了し続ける吉岡里帆さん。京都出身の彼女は、書道家を目指していた過去を持ちながらも、現在は数々のドラマや映画、CMに引っ張りだこの人気女優です。本記事では、吉岡里帆さんのプロフィールや経歴、代表作品から最新の活動まで、彼女の魅力を徹底的に解説していきます。自然体な演技と親しみやすい人柄で多くの人々を惹きつける吉岡里帆さんの素顔に迫ります。
吉岡里帆のプロフィールと経歴
基本プロフィール
吉岡里帆(よしおか りほ)さんは、1993年1月15日生まれの京都府京都市右京区出身の女優です。身長158cm、血液型はB型。フラーム所属の32歳(2025年現在)です。以前はA-teamに所属していましたが、2024年に移籍しています。
彼女の名前の「里帆」という漢字には、「里」は故郷や生まれ育った場所、「帆」は船の帆で風を受けて前に進むという意味があり、生まれ育った場所を大切にしながらも、新しい風を受けて前進していくという願いが込められているようです。
項目 | 詳細 |
---|---|
名前 | 吉岡里帆(よしおか りほ) |
生年月日 | 1993年1月15日 |
出身地 | 京都府京都市右京区 |
身長 | 158cm |
血液型 | B型 |
所属事務所 | フラーム(旧:A-team) |
職業 | 女優 |
京都での幼少期と学生時代
吉岡里帆さんは、京都市右京区太秦で生まれ育ちました。太秦は日本映画発祥の地として知られ、映画会社や撮影所があることから「日本のハリウッド」とも呼ばれる地域です。幼少期から映画やドラマの撮影現場を身近に感じる環境で育った吉岡さんは、映画、演劇、歌舞伎、能、日本舞踊、落語などの伝統芸能や芸術文化に親しみながら育ちました。
中学時代は吹奏楽部に所属し、高校時代は京都府立嵯峨野高等学校に進学。高校では軽音楽部やソフトボール部に所属するなど、活発に学生生活を送っていました。
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※引用元:吉岡里帆 公式Instagram(@riho_yoshioka)
書道家から女優への転身
高校卒業後、吉岡里帆さんは書道家を目指して京都橘大学文学部日本語日本文学科書道コースに進学します。しかし、芝居への思いを断ち切ることができず、大学在学中に同志社大学の友人の誘いで小劇場の舞台に立ったことをきっかけに、演劇の世界にのめり込んでいきました。
大学生活と並行して、学生主体の自主映画の撮影にも参加し、学生制作のインディーズドラマ『ショート・ショウ』第1話「サティスファクション」(KBS京都)でテレビドラマに初出演。映画『天地明察』でエキストラとして出演した際に滝田洋二郎監督から「東京来たらいいのに!」と勧められたことがきっかけで、東京の養成所へ通い始めます。
京都の大学で演劇をしながら東京の養成所でレッスンを受けるという、京都と東京を往復する生活を送っていた吉岡さん。その費用を捻出するために、居酒屋やカフェ、歯科助手など多い時で4つのアルバイトを掛け持ちし、夜行バスで上京して漫画喫茶でシャワーを浴びオーディションを受けるなど、女優になるための厳しい下積み時代を約5年間続けました。
吉岡里帆の代表作品と演技の評価
ブレイクのきっかけとなった「あさが来た」
吉岡里帆さんが本格的にブレイクするきっかけとなったのは、2015年後期のNHK連続テレビ小説『あさが来た』です。当初はヒロインオーディションに参加し最終選考まで残りましたが、惜しくも落選。しかし制作側から「あの子に何か役をやらせたい」と声をかけられ、波瑠さん演じるヒロイン・あさの娘の親友役として2016年2月の第18週よりレギュラー出演することになりました。
丸メガネがトレードマークの「のぶちゃん」こと田村宜役をひたむきに、時にコミカルに演じた吉岡さんは、この役で一躍注目を集めることになります。朝ドラ出演後は、日本テレビ『ゆとりですがなにか』、TBS『死幣-DEATH CASH-』、フジテレビ『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』など、民放ドラマにも次々と出演するようになりました。
高い演技力が評価された「カルテット」
2017年1月期のTBSドラマ『カルテット』では、チェロを担当する鈴木央人役を演じ、その演技力の高さが評価されました。このドラマでの演技は、コンフィデンスアワード・ドラマ賞やザテレビジョンドラマアカデミー賞を受賞するなど、女優としての実力を広く認められる契機となりました。
その後も、『ごめん、愛してる』(TBS系)などで演技の幅を広げ、2018年には『きみが心に棲みついた』や時代劇『眠狂四郎 The Final』にも出演。多様な役柄に挑戦し、着実にキャリアを積み重ねていきました。
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※引用元:吉岡里帆 公式Instagram(@riho_yoshioka)
最新出演作品と今後の活躍
2023年から2025年にかけて、吉岡里帆さんは多くの話題作に出演しています。特に注目すべきは、柳楽優弥さん主演のディズニープラス スター オリジナルシリーズ『ガンニバル』シーズン2での演技です。このドラマでは有希役を演じ、その演技力が高く評価されています。
映画では、2023年公開の『正体』や『アイスクリームフィーバー』、2024年には『まる』や『アット・ザ・ベンチ』に出演。2025年8月には『九龍ジェネリックロマンス』や『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウMOVIE』の公開が予定されており、映画女優としても着実にキャリアを積み重ねています。
また、2025年にはNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』に出演し、豊臣秀長の正妻・慶役を演じ、大河ドラマ初出演を果たしました。
年 | 主な出演作品 | 役名 |
---|---|---|
2015-2016 | NHK連続テレビ小説『あさが来た』 | 田村宜(のぶちゃん) |
2017 | TBS『カルテット』 | 鈴木央人 |
2017 | TBS『ごめん、愛してる』 | 吉田サチ |
2018 | TBS『きみが心に棲みついた』 | 田頭ハル |
2023 | 映画『正体』 | 佐伯真理 |
2023-2025 | ディズニープラス『ガンニバル』シーズン1・2 | 有希 |
2024 | 映画『まる』 | 矢島 |
2025 | NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』 | 慶(豊臣秀長の正妻) |
2025(予定) | 映画『九龍ジェネリックロマンス』 | 主演 |
吉岡里帆の魅力と人気の秘密
自然体な魅力と親しみやすさ
吉岡里帆さんの大きな魅力の一つは、その自然体な雰囲気と親しみやすさです。インタビューやバラエティ番組での素の表情は、飾らない人柄が伝わってきます。京都弁が時折混じる話し方や、素朴な笑顔は多くの人を惹きつけています。
また、自身の失敗談や苦労話を包み隠さず話す姿勢も、視聴者に親近感を抱かせる要因となっています。下積み時代の苦労や、オーディションでの挫折経験なども率直に語り、等身大の女優として多くのファンの共感を得ています。
多彩な表現力と演技の幅
吉岡里帆さんは、コミカルな役からシリアスな役まで、幅広い演技力を持っています。NHK連続テレビ小説『あさが来た』での愛らしいキャラクターから、『カルテット』での繊細な感情表現、『ガンニバル』での緊張感のある演技まで、様々な役柄を自分のものにする演技力は高く評価されています。
また、映画『正体』では複雑な心理を持つ役を演じ、その演技は第43回日本アカデミー賞優秀助演女優賞にノミネートされるなど、演技派女優としての地位を確立しています。
インスタグラムでの素顔
吉岡里帆さんは自身のInstagramアカウント(@riho_yoshioka)を通じて、日常の一コマや撮影の裏側、プライベートな趣味の様子などを発信しています。その投稿からは、仕事に真摯に向き合う姿勢や、友人や共演者との温かい交流が垣間見え、ファンにとって彼女の新たな一面を知る貴重な窓口となっています。
特に、京都の風景や伝統文化に関する投稿からは、故郷への深い愛着が感じられ、地元・京都を大切にする彼女の人柄が伝わってきます。
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※引用元:吉岡里帆 公式Instagram(@riho_yoshioka)
吉岡里帆のCM出演と話題作
印象的なCM作品
吉岡里帆さんは、その親しみやすい魅力と演技力を活かし、多くのCMに出演しています。特に、リクルートの結婚情報誌『ゼクシィ』の9代目CMガールに抜擢されたことは、彼女の知名度を大きく上げるきっかけとなりました。
その他にも、UR都市機構、ZOZOTOWN、日本コカ・コーラ『綾鷹』、日清食品『どん兵衛』、資生堂など、大手企業のCMに多数起用されています。特に、資生堂のエリクシールシリーズのCMでは、透明感のある美しさが際立ち、多くの女性から支持を集めています。
どん兵衛CMでの演技
日清食品の『どん兵衛』CMシリーズでは、吉岡里帆さんの自然な演技と表情が話題となりました。特に、「どんぎつね」として登場するシーンでは、愛らしさと少し不思議な雰囲気を絶妙に表現し、視聴者の印象に強く残るCMとなっています。
このCMでの演技は、彼女の演技の幅広さを示すとともに、親しみやすいキャラクターを演じる才能の高さを証明するものとなりました。
綾鷹CMでの爽やかな魅力
日本コカ・コーラの緑茶飲料『綾鷹』のCMでは、吉岡里帆さんの爽やかな魅力が全面に出ています。自然な笑顔と透明感のある佇まいは、日本の伝統的な緑茶のイメージにぴったりとマッチし、多くの視聴者の心を掴みました。
このCMでは、彼女の京都出身という背景も活かされており、日本の伝統文化を大切にする姿勢が感じられる内容となっています。
CM名 | 企業 | 特徴 |
---|---|---|
ゼクシィ | リクルート | 9代目CMガールとして起用 |
どん兵衛 | 日清食品 | 「どんぎつね」役で人気 |
綾鷹 | 日本コカ・コーラ | 爽やかな魅力が全面に |
エリクシール | 資生堂 | 透明感のある美しさが際立つ |
UR都市機構 | UR都市機構 | 親しみやすい雰囲気で好評 |
吉岡里帆の私生活と素顔
京都愛と地元への思い
吉岡里帆さんは、インタビューやSNSで京都への深い愛着をたびたび語っています。生まれ育った京都市右京区太秦は、日本映画発祥の地として知られ、幼い頃から映画やドラマの撮影現場を身近に感じる環境で育ったことが、彼女の女優としての道を選ぶきっかけの一つになったと言われています。
京都の伝統文化や風景、食べ物への愛情を隠さない吉岡さんは、上京後も頻繁に地元に帰省し、京都の魅力を発信しています。特に、京都の四季折々の風景や伝統行事に関する投稿は、彼女のSNSでも人気のコンテンツとなっています。
趣味と特技
吉岡里帆さんの特技として最も知られているのは書道です。大学でも書道を専攻していたほどの腕前で、時折テレビ番組やイベントで書道パフォーマンスを披露することもあります。
趣味としては、読書や音楽鑑賞、カメラ撮影などが挙げられます。特に読書好きとして知られ、インタビューでは好きな作家や印象に残った本について熱く語ることも。多様な趣味を持つ知的な一面も、彼女の魅力の一つです。
また、学生時代に吹奏楽部や軽音楽部に所属していたこともあり、音楽への造詣も深いようです。
ファンとの交流
吉岡里帆さんは、ファンとの交流を大切にしている女優としても知られています。公式Instagramでは、ファンからのコメントに時折返信することもあり、その誠実な姿勢が多くの支持を集めています。
また、ファンイベントやトークショーでは、一人一人のファンと丁寧に向き合う姿勢が印象的です。ファンからの手紙や応援メッセージを大切にしているというエピソードも多く、そうした誠実な人柄が長く愛される女優としての基盤となっています。
吉岡里帆の今後の展望
挑戦したい役柄
吉岡里帆さんは、インタビューで「まだ演じたことのない役柄に挑戦したい」という思いを度々語っています。特に、アクションシーンの多い作品や、歴史的な人物を演じる時代劇など、これまでとは異なるジャンルへの挑戦に意欲を見せています。
また、コメディからシリアスな作品まで幅広く出演してきた経験を活かし、より複雑で多面的な人物像を演じることにも興味を示しています。
女優としての目標
吉岡里帆さんは、「長く活躍できる女優になりたい」という目標を掲げています。一時的な人気や話題性だけでなく、演技力と人間性で長く愛される女優を目指す姿勢は、彼女の真摯な人柄を表しています。
また、女優業だけでなく、将来的には製作側にも関わりたいという思いも語っており、俳優としてだけでなく、映画やドラマの制作プロセス全体に関わる可能性も秘めています。
ファンからの期待
吉岡里帆さんには、今後もさまざまな役柄に挑戦し、その演技の幅をさらに広げていくことが期待されています。特に、2025年8月公開予定の映画『九龍ジェネリックロマンス』では主演を務めることが決定しており、映画女優としての新たな一面を見せてくれるでしょう。
また、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』での演技も高く評価されており、今後も大型作品への出演が期待されています。
吉岡里帆さんの魅力は、その演技力だけでなく、誠実な人柄や努力を惜しまない姿勢にもあります。これからも多くの作品で私たちを魅了し続けてくれることでしょう。
まとめ
本記事では、女優・吉岡里帆さんのプロフィールや経歴、代表作品、魅力、CM出演、私生活、そして今後の展望について詳しく解説してきました。
京都出身の彼女は、書道家を目指していた過去を持ちながらも、女優への夢を諦めきれず、厳しい下積み時代を経て現在の地位を築き上げました。NHK連続テレビ小説『あさが来た』でブレイクし、『カルテット』での演技が高く評価され、現在は映画やドラマ、CMなど多方面で活躍しています。
自然体な魅力と親しみやすさ、多彩な表現力と演技の幅、そして誠実な人柄が多くのファンを魅了し続けている吉岡里帆さん。今後も様々な役柄に挑戦し、長く愛される女優として活躍していくことでしょう。
これからの吉岡里帆さんの活躍に、ますます目が離せません。
【参考URL】
- https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%89%E5%B2%A1%E9%87%8C%E5%B8%86
- https://www.oricon.co.jp/prof/653511/
- https://eiga.com/person/281017/
- https://www.flamme.co.jp/actress/riho_yoshioka/
- https://www.instagram.com/riho_yoshioka/