俳優としてのキャリアをスタートさせたのは25歳という「遅咲き」のデビュー。しかし、その後の活躍は目覚ましく、数々の話題作に出演し、確かな演技力と存在感で視聴者を魅了してきた平山浩行さん。184cmの長身と端正なルックスで「イケおじ」としても人気を集める彼の魅力に迫ります。バイプレイヤーとして高い評価を得ながらも、近年は主演作も増え、さらなる飛躍を遂げている平山浩行さんの軌跡と今後の展望について詳しく紹介します。
平山浩行とは：プロフィールと経歴の紹介
平山浩行（ひらやま ひろゆき）は、1977年10月17日生まれ、岐阜県瑞穂市出身の俳優です。身長185cm、血液型A型という恵まれた体格の持ち主で、端正な顔立ちと落ち着いた雰囲気が特徴的です。岐阜聖徳学園大学附属高等学校を卒業後、俳優としての道を歩み始めました。
平山さんが俳優デビューしたのは2003年、25歳の時でした。TBSドラマ「高原へいらっしゃい」のオーディションに合格したことがきっかけです。多くの俳優が10代や20代前半でデビューする中、平山さんの「遅咲き」のデビューは、彼の俳優人生に深みと独自性をもたらしました。
「25歳という”遅め”のデビューから着実にキャリアを積み上げてきました。2008年末に所属事務所を移籍し、芸名を現在の平山浩行に改めてから脇役として好演を続け、評判が上がりました。」
デビュー後は、2004年にNHK連続テレビ小説「天花」に出演し、その後も着実にキャリアを積み重ねていきました。2007年には「碌山の恋」でドラマ初主演を果たし、俳優としての地位を確立していきます。
平山さんの俳優としてのキャリアに大きな転機が訪れたのは2008年末のことでした。所属していた大手事務所から現在の事務所に移籍し、芸名も現在の「平山浩行」に改めました。この変化以降、脇役として数々の作品で好演を続け、その評判は着実に高まっていきました。
平山浩行の基本プロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 本名 | 平山広行（ひらやま ひろゆき） |
| 生年月日 | 1977年10月17日 |
| 出身地 | 岐阜県瑞穂市 |
| 身長 | 185cm |
| 血液型 | A型 |
| 学歴 | 岐阜聖徳学園大学附属高等学校 卒業 |
| デビュー作 | 2003年 TBSドラマ「高原へいらっしゃい」 |
| 所属事務所 | プロダクション尾木 |
岐阜県で育った平山さんは、地元の高校を卒業後、俳優を目指すようになりました。25歳という比較的遅いスタートながらも、その後の活躍は目覚ましく、現在では日本を代表する実力派俳優の一人として認められています。
平山さんのプライベートについては、2017年12月に結婚と子供の誕生を発表しています。相手は一般女性で、家族を大切にする姿勢も平山さんの人柄を表しています。
「妻には『そのメイク、いいね！』とこまめに褒めます」（2023年、be-storyインタビュー）
また、趣味についても興味深いエピソードがあります。
「コロナで時間ができて始めた海釣りが、リフレッシュに大切な時間」（2023年、be-storyインタビュー）
このように、俳優としての活動だけでなく、家族との時間や趣味を大切にするバランスの取れた生活を送っている平山さんの姿が垣間見えます。
平山浩行の代表作品
平山浩行さんは、これまで数多くのドラマや映画に出演してきました。特に刑事ドラマでの活躍が目立ち、「刑事ドラマの常連」とも呼ばれています。ここでは、平山さんの代表的な出演作品を紹介します。
印象的な刑事ドラマ出演作
平山さんが多くの視聴者に認知されるきっかけとなったのは、刑事ドラマでの活躍でした。特に「臨場（続章）」（2010年）や「S -最後の警官-」（2014年）などの作品では、その確かな演技力で存在感を示しました。これらの作品はそれぞれ劇場版も製作され、平山さんはテレビドラマから映画まで幅広く活躍しています。
また、「都市伝説の女」では長澤まさみさん演じる主人公のパートナー役を務め、安定感のある演技で作品を支えました。「ヒガンバナ〜警視庁捜査七課〜」など、他の刑事ドラマでも重要な役どころを演じています。
「クセのある役ほど燃えるというか、面白い。犯人役も経験しましたが、これほどやりがいのある役はないですね」（2017年、ananインタビュー）
このコメントからも、平山さんが役者として様々な役柄に挑戦することを楽しんでいることがうかがえます。
映画での活躍
平山さんは映画でも数多くの作品に出演しています。「BRAVE HEARTS 海猿」（2012年）、「昼顔」（2017年）、「本能寺ホテル」（2017年）など、話題作への出演が目立ちます。
特に「昼顔」では上戸彩さんと共演し、不倫関係にある男性役を演じました。この作品での平山さんの演技は、多くの観客の心に残るものとなりました。
| 作品名 | 役柄 | 公開年/放送年 |
|---|---|---|
| 高原へいらっしゃい | 中原役 | 2003年（デビュー作） |
| 天花（NHK連続テレビ小説） | 支配人役 | 2004年 |
| 碌山の恋 | 主演 | 2007年（ドラマ初主演） |
| 臨場（続章） | 刑事役 | 2010年 |
| BRAVE HEARTS 海猿 | 海上保安官役 | 2012年 |
| S -最後の警官- | 警察官役 | 2014年 |
| 昼顔 | 北野役 | 2017年 |
| 本能寺ホテル | 支配人役 | 2017年 |
| シグナチャー 日本を世界の銘醸地に | 主演・醸造家役 | 2022年（映画初主演） |
| 怪獣ヤロウ！ | 出演 | 2025年 |
最新作「怪獣ヤロウ！」と「シグナチャー」
平山さんの近年の活躍として特筆すべきは、2022年公開の映画「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」での映画初主演です。この作品で平山さんは、日本ワインの可能性に賭ける醸造家役を熱演しました。
「作り手の気持ちが加わるとより美味しくなる」「世界を代表する醸造家を演じられる喜びがあった」「役者というものが僕の生きがい」（2022年、MUSIC VOICEインタビュー）
また、2025年には映画「怪獣ヤロウ！」にも出演しており、平山さんの活躍の場はさらに広がっています。
平山浩行の演技スタイルと評価
平山浩行さんは、バイプレイヤーとして確かな存在感を示す実力派俳優として高い評価を得ています。その演技スタイルや業界内での評価について見ていきましょう。
バイプレイヤーとしての確かな存在感
平山さんは、主役ではなく脇役として多くの作品に出演してきました。しかし、その存在感は決して小さくなく、むしろ作品全体を支える重要な役割を果たしてきました。
「目指すのは『その役で何をするわけでもなく、黙っていても立っていられるような役者』。『目立ちたい』という気持ちはない。もちろんその役に合っていれば、それでいい」（2015年、モデルプレスインタビュー）
このコメントからも、平山さんが役者として「目立つこと」よりも「その役に合うこと」を重視していることがわかります。この姿勢が、多くの監督や制作者から信頼を得る要因となっているのでしょう。
実力派俳優としての評判
平山さんは、その確かな演技力で「実力派俳優」としての評価を確立しています。特に、感情表現の繊細さや役柄への没入度の高さが評価されています。
2018年に40歳を迎えた際のインタビューでは、次のように語っています。
「まだちょっと殻を破り切れていない」（2018年、40歳を迎えてのインタビュー）
このコメントからは、40歳を超えてもなお向上心を持ち続け、俳優としてさらなる高みを目指す平山さんの姿勢がうかがえます。
共演者からの信頼
平山さんは、共演者からも高い評価を得ています。特に、内野聖陽さんとの共演については、次のように語っています。
「本当に勉強になった。演技、姿勢、役作り…『役者ってこういう人のことをいうんだ』」（2022年、テレ朝POSTインタビュー）
また、デビュー当時に共演した大山のぶ代さんからの言葉が今も心に残っているとも語っています。このように、平山さんは先輩俳優から多くを学び、その経験を自身の演技に活かしています。
「任せられるような安心感を出せるように」と心がけているという平山さんの姿勢は、共演者からの信頼を得る大きな要因となっているでしょう。
平山浩行のプライベート
俳優としての活躍だけでなく、プライベートな一面も気になる平山浩行さん。ここでは、平山さんの家族生活や趣味、人生観について紹介します。
2017年の結婚と家族生活
平山さんは2017年12月26日、所属事務所のサイトを通じて結婚と子供の誕生を発表しました。相手は一般女性で、発表が遅れた理由として「相手が一般人であること」と「昨年まで平山が所属していた事務所の代表取締役に不幸があったこと」を挙げています。
40歳を迎えた平山さんにとって、家族の存在は大きな支えとなっているようです。インタビューでは妻への気遣いについても語っており、家庭を大切にする姿勢がうかがえます。
「妻には『そのメイク、いいね！』とこまめに褒めます」（2023年、be-storyインタビュー）
趣味と素顔
平山さんの趣味としては、海釣りが知られています。特にコロナ禍で時間ができた際に始めたという海釣りは、平山さんにとって大切なリフレッシュの時間となっているようです。
「コロナで時間ができて始めた海釣りが、リフレッシュに大切な時間」（2023年、be-storyインタビュー）
また、映画「シグナチャー」の撮影を通じて日本ワインにも興味を持ったことを語っており、役作りを通じて新たな趣味や関心が広がっていることがわかります。
インタビューで語る人生観
平山さんは様々なインタビューで、俳優としての姿勢や人生観について語っています。特に印象的なのは、役者としての目標についての発言です。
「目指すのは『その役で何をするわけでもなく、黙っていても立っていられるような役者』。『目立ちたい』という気持ちはない。もちろんその役に合っていれば、それでいい」（2015年、モデルプレスインタビュー）
この言葉からは、華やかな表舞台よりも、役そのものに没入することを重視する平山さんの俳優としての姿勢がうかがえます。
また、40歳を迎えた際のインタビューでは次のように語っています。
「まだちょっと殻を破り切れていない」（2018年、40歳を迎えてのインタビュー）
この発言からは、年齢を重ねてもなお向上心を持ち続け、俳優としてさらなる高みを目指す平山さんの姿勢が感じられます。
平山浩行の今後の展望
バイプレイヤーとして確固たる地位を築き、近年は主演作も増えている平山浩行さん。今後の活躍にも注目が集まっています。
注目の今後の出演予定作品
平山さんの最新作としては、2025年公開の映画「怪獣ヤロウ！」があります。また、テレビドラマでも継続的に出演しており、その活躍の場はさらに広がっています。
特に2022年の映画「シグナチャー 日本を世界の銘醸地に」での映画初主演は、平山さんのキャリアにおける大きな転機となりました。この経験を活かし、今後もさらに多様な役柄に挑戦していくことが期待されます。
俳優としての挑戦と目標
平山さんは40歳を超えた現在も、俳優としての挑戦を続けています。インタビューでは次のように語っています。
「まだちょっと殻を破り切れていない」（2018年、40歳を迎えてのインタビュー）
この言葉からは、自身の可能性をさらに広げていきたいという平山さんの意欲が感じられます。バイプレイヤーとしての確かな実績を持ちながらも、主演作品にも積極的に挑戦する姿勢は、今後の平山さんの活躍をさらに期待させるものです。
ファンからの期待
平山さんのファンは、その確かな演技力と多様な役柄への挑戦を高く評価しています。特に「刑事ドラマの常連」としての活躍は多くのファンに支持されており、今後も様々な作品での平山さんの演技が期待されています。
また、映画「シグナチャー」での主演を機に、平山さんの新たな一面を見たいというファンの声も多く聞かれます。バイプレイヤーとしての安定感と、主演俳優としての魅力を併せ持つ平山さんの今後の活躍に、多くのファンが期待を寄せています。
まとめ
25歳という「遅咲き」のデビューから着実にキャリアを積み重ね、現在では日本を代表する実力派俳優の一人として認められている平山浩行さん。刑事ドラマを中心に数々の話題作に出演し、その確かな演技力で多くの視聴者を魅了してきました。
バイプレイヤーとしての安定感と、主演俳優としての魅力を併せ持つ平山さんは、40代に入った現在も俳優としての挑戦を続けています。「まだちょっと殻を破り切れていない」という言葉からは、さらなる高みを目指す平山さんの姿勢がうかがえます。
プライベートでは家族を大切にし、趣味の海釣りを楽しむなど、バランスの取れた生活を送る平山さん。その人間性も、多くのファンに支持される理由の一つでしょう。
今後も様々な作品での活躍が期待される平山浩行さん。バイプレイヤーとしての確かな実績を持ちながらも、主演作品にも積極的に挑戦する姿勢は、日本の映画・ドラマ界にとって大きな財産となっています。
平山浩行さんの今後の活躍に、ぜひ注目してみてください。
